行(Path):アカンサス(Acanthus)

 アルカディアの領域からルナージェント・ソーン(月銀のいばら)のウォッチ・タワーに捻れ流れるパス・オブ・ティストル(アザミの行)を歩むメイジ。スリーパーはアルカディアを妖精とニンフの伝説、そして、植物の王国のドライアドの伝説を通して微かに知っています。アルカディアでは、全てが魔法をかけられており、美と醜さを強調する魅惑の魔法に飾られています。物事は極端になり、妖精の住むところ妥協はほとんどあり得ません。変形は普通で、推奨されています。この行を歩む者は移り気になりがちで、いつも何か新しいことを試みようとしています。
 アルカディアが支配するアルカナ(神秘)はフェイト(運命)とタイム(時間)です。世界中の妖精物語はこの領域の時間のなさの反映です。アルカディアの影響を受けた場所に立ち入り午後の一時を過ごした人々は、しばしば、フォールン・ワールド(堕ちた世界)で時間を計ると多くの年月を経て出て行きます。同様に約束や誓いは拘束となり、酷い結果なしに何者も裏切ることはできません。
 アカンサスはまた、”呪付師(Enchanter)”とも呼ばれ、彼らは自らのゴールが試みることなく、待っていたらやってくるものではなく得るものだと見なしているため、しばしば”聖なる愚者”の典型と考えられています。運命のアルカナが傍らにあるため、彼らはこれをほとんど不思議に思いません。しかし、この幸運への過剰な信頼は、彼らが痛みを拒絶し、いくばかりかの先見と戦略で最前を捕まえる状況で突撃するため、彼らは損害を伴いがちです。彼らは覚醒世界におけるワイルド・カードです。そして、それ故に他者に愛され嫌われています。