神秘「魔法と魔術」

 これは魔法少女RPGの根幹となる魔法/魔術の設定です。

神秘の概念
 この世界には本来魔法と呼ばれる技術は存在していませんでした。しかし、「幻想世界」との回路である知性化物質によって、この世界の現象を操作するバイパスを形成することで、魔術と呼ばれる現象操作の技術が実現しました。
 幻想を通じて現象を変更する。
 これが魔術の根幹です。
 魔術がデバイスアーカイブを使わなければ行使できないのは、本来的に人間は幻想に属しているわけではないため、幻想に属する存在を通じて幻想に手を伸ばす必要があります。これは魔法においても同様です。

現象と幻想

 神秘は幻想を通じてこの世界に起きるさまざまな現象を操作します。
 幻想は人を含む知性化存在が描くイメージです。
 こんなことができたらいい。
 こんなふうになりたい。
 そんなさまざまな想いを描く無垢のキャンパスです。
 幻想世界は想いを受けて変容し、現実に影響を与えます。
 デウス・エクス・マギカによる干渉は、幻想世界と接触を持たなかったこの世界に多くの知性化物質を出現させ、この世界と幻想世界との結びつきは急速に増しています。
 幻想世界との結びつきが深まるほど、神秘は力を増して現実世界に強く影響をあらわします。

魔術と魔法

 魔術と魔法は同一の世界に属する技術ですが、操作を行うレイヤーが違います。
 魔術は幻想世界に現象の操作を行います。それに対して、魔法は幻想世界に属する抽象思考・概念を抽出し、現象に対応付けをして書き換えます。
 このため、魔術では操作できない微妙な操作が魔法によって行うことが可能です。
 ですが、魔法は本来この世界に所属しない無垢の混沌に概念の枠を与えて操作するものであるため、大変困難であり、また、使用者の心に多くの負荷が与えられます。そのため、過度の魔法の行使は推奨されません。

 ん、しかし設定ばっか(苦笑)。